SEMINISHUKEI NORTHSIDE. NO RULEによるGREAT PRETENDER MIX

OVERALLとのSPLIT MIXで、そのセレクトと時間の流れに、色々な事を忘れて至福の時を過ごした人も多いでしょう。SEMINISHUKEI札幌支部長として、最近ではCIAZOO札幌本部のHZZZYとの交流も深めている、熟成されたMIXを届けるNO RULEのNEW MIXが届きました。映画の様なMIXと言えば、MIXの一つの理想型の一つだと思いますが、このGREAT PRETENDERは映画の雰囲気を切り取り、そこに合う物を繋ぎ合わせ、コラージュというよりは、一つの空気感や色彩感覚で一つの映画を再構築した様な一本のMOVIEを作り出している。とまで言えるのではないでしょうか？曲の世界観を見事なまでに広げたgreat pretenderという世界観が広がる一枚。
下記にSEMINISHUKEIのDON.Kによるコメントも掲載しておきます。

ジャズやオールディーズ、ラテン、トロピカル、不意をつくようなポップス…
曲ごとにジャンルも年代も異なる。
その並びの説得力は、まるで予め決められていたパズルのピースのよう。
曲をBPMという共通項ではなく、no ruleというフィルター、ある意味、内省的な世界観で組み合わせていく。
そして、浮かび上がる図柄はドヤ顔のno rule…。
ではないが、私には三十代の男性として率直なダンディズムが見えてきた。
強がるわけでもない、人生に悲観的になるわけでもない。
日常に楽しみを見出す、都市生活者の持つ乾いたダンディズムだ。
そんな人にこのミックスは、良い加減の「感傷」も与えてくれるのだ。
友人から不意に出てくる嬉しい言葉のように。
盟友Bermuda215デザインのジャケットがその世界観を美しく表現している。
DON.K（DJ 料理研究家）