TRUE MUZIK。BLAH-MUZIKの最高傑作と言い切る事の出来る2ndアルバム。

BLAH-MUZIK。GRIM TALKERS、BM&SO。霧のかかった街の中をクリアな視点で歩き続け、サンプラーを通してTRUEなHIP HOPを、JAZZYではなくJAZZ HIP HOPをJUSTなMUZIKを作り続ける、孤高の音楽家であり、街や人に対する思いを言葉ではなく、手紙で表現するような。そんな存在がBLAH-MUZIK。力強く揺らめく様に浮遊する音、歩き始めた頃から変わらない歩き方のまま力強くなった様なドラム、そして、時折入るノイズは過度でも過小でも無く、少し変な言い方かもしれないけど、適度であり、この2ndアルバムは適温の中で鳴り続ける。それは、具体的な温度の話ではなく、この音が鳴る事で適温がその空間に生まれるのかもしれない。RZAのGHOST DOGのサントラが頭に浮かんだ。街の音楽。BLAH-MUZIKの作る音はTRUEなSOUND TRACK、TRUEな街のMUZIK。そういう意味も含めて、最高のHIP HOP ALBUMだと言い切りたいです。