賛否両論の1st FULL ALBUM. WDwebstoreはこのSTYLEのDENIEDを押します！

DENIEDの長い（とは言ってもNYローカルのバンドの例にもれず、いつ活動してて、いつ活動していないのか分りませんが）キャリアの中で何気にこれが1stフルアルバム。もはやTIME SERVEDやDEMOの頃とは別物になっているだろうなんて予想は誰もがしていた事でしょう。昔どうだったとか、この際どうでもいいです。TIME SERVEDのあの時期のもっさりとしたBEATDOWNを突き詰めたようなSTYLEを無理にやるよりは、別物の方が個人的にはいいと思います。そして、そんな事が分っていようと、DENIEDの2009年に出た新譜を買って聴くっていう行為自体に意味があるので。と、前置きはさておき。内容を。FWHからのリリースって事で変に現代版化してるのだけが不安だったのですが、そんな不安はばっちりかき消してくれます。以前以上にメタリックで攻撃的なフレイヴァをギターが醸し出しているものの、EDGEが効いたメタリックさとは別物。そして何よりもびっくりしたのは、NEW JERSEYな感じを思わせる洗練された縦乗り極悪HARD COREというか、KRUTCHみたいな洒落た極悪HARD COREというか。BEATDOWNに期待してる人には物足りないかもしれないけど、2010年にこのSTYLEをやってはまるバンドは多分いないでしょう。そして、DENIEDのアルバムがそんな事になってるとは誰も思わなかったでしょう。まだCHECKしてないっていうのは無しの方向で。