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BULLDOZEのカバーアルバムという弩級過ぎる作品が現在の日本でリリースされるというのは凄い。凄過ぎる。そしてBULLDOZEという存在は国境や世代を超える、いや破壊する存在なのだなと改めて感じる。
AVEでのMOSH SMMELIER
https://ave-cornerprinting.com/mosh-sommelier-08152024/
BROWN RECORDSによる対談後半
https://newagecreation.jp/magazine/brw-bd2/
BULLDOZEに対する私の思いはこちらを読んでいただければ幸いです。そして、未聴であればこの作品を聴く前にBULLDOZEのFINAL BEATDOWNを聴いて欲しい。最初と現在では曲順が違うからパソコンに取り込んで曲順変えて聴くのもやってみてもらいたい。その上でこの全バンドBULLDOZEへの"RESPECT THROUGH FEAR"に溢れたカバーアルバムを聴いて欲しい。
それぞれの曲への感想もたくさんあるけど、それぞれが聴いて楽しむのが最初のステップな気がしております。
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2022年9月1日に惜しまれながらこの世を去ったビートダウンのオリジネーターBULLDOZEのボーカル、KEVONEへ贈るトリビュートコンピアルバムが完成!
このアルバムは名盤にしてビートダウンの原点でもある"The Final Beatdown ('96)"の曲順に添い、国内外のBULLDOZEへのリスペクトを感じるバンドがカバーしていくもの。
どのバンドもBULLDOZEへのリスペクト、それぞれの解釈に基づくオリジナリティ、どちらも存分に感じる素晴らしい仕上がりに!
さらにブックレットにはCD購入者特典として、BULLDOZEのドラムChirsへの特別インタビュー記事も掲載。KEVONEとの出会いやBULLDOZEの成り立ち、ビートダウンの由来についても言及していて資料としても十分すぎる内容となっています!
昨今盛り上がりを見せる、ビートダウン・タフガイサウンドのルーツとも言えるBULLDOZE。彼らをこれ以上なくフィーチャーした特大アルバム。 TENKI(DIKTATOR)によるカバーアートから、BROWN Jr.(BROWN Records)によるブックレットと、細部に至るまで愛を込めて制作◎
ぜひ目で耳で体感してください!
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※売り上げの一部はKEVONEの遺族へ寄付します。
以下レビュー&詳細
1. Beatdown / KILL DEM ALREADY (JPN)
まずは中の人BROWN Jr.のビートダウンゴッドファーザーであるTomomi(Gt.)率いる、岩手県花巻からKILL DEM ALREADYがカバーするBeatdown。この曲をやってもらうならこのバンド以外考えられなかった。持ち前のスポーティさと遊び心あるアレンジで、コンピレーションアルバムは幕を開ける。SEの使い方がやはりセンスを感じる。
2. The Truth / she luv it (JPN)
そしてある種目玉でサプライズ選出?のshe luv itがカバーするThe Truth。The Final Beatdown Attackを標榜している彼らがBULLDOZEとの相性が悪いわけなく、序盤からどぎついスパイスをぶちまけてくれている。ほぼ原曲通りにも関わらずオリジナルかのような仕上がりが、バンドの独自性を物語る。このラインナップでsliを挟めるのはこのコンピだけ。
3. Bulldoze / SECTOR (US)
続くシカゴのSECTORはBulldozepをカバー。彼らはUSのバンドの中でぜひ声を掛けたいバンドの一つだった。先行で公開している通りで抜群のクオリティ。基本オリジナルに忠実かつ、Supelbowl of Hardcore 2005バージョンをカバーしているという、彼らの本家への愛を存分に感じられる仕上がり。AnchitのJapanシャウトも最高。
4. All I Have / KEEP IT REAL (IDN)
4曲目All I HaveをカバーするのはインドネシアはマランのKEEP IT REAL。アルペジオの陰りのあるアレンジから始まり、ポイントで硬めのキック連打を挟んでいる。ニュースクールとビートダウン、どちらもバックグラウンドに持つ彼ららしい仕上がりに。現代的なサウンドプロダクションもBULLDOZEを2024年にカバーする意義となっている。
5. Suffering / SECOND NATURE (CA)
前半ラストはカナダはバンクーバーの、SECOND NATUREがカバーするSuffering。現地に渡ったLendai (Tear da Club Up, ALIENGUM)がSNSでシェアしてて、即チェック&コンタクトを取ったバンド(RECは未参加だが現在メンバーに加入)。結成から日は浅いが、オリジナル曲の高い完成度から今後がかなり楽しみ。ボーカルの声やスタイルがとてもツボで、コンピの中でもお気に入りのトラックの一つ。
6. Our Way / H8CALL (JPN)
後半は福島県会津からブラザーH8CALLのOur Wayカバーから始まる。ど頭から彼らの強み、HOOD感溢れる迫力のコーラスの壁でもう最高。H8CALLからはBULLDOZEに通ずる、間から生まれるグルーヴを感じていたし、このカバーでもそれが存分に活きている。それに基づくファットさで言うと一番マッチしているかもしれない。
7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS (US)
続くUSはアリゾナからTWO GUNSがHerbをカバー。ボーカルは2018年に来日したEasy MoneyのTroy480で、彼とはそれ以来の仲。そんな彼らは、このコンピにぜひ参加して欲しかったバンドの一つ。さすがビートダウンを愛するヘッズならではのタフでヘヴィな仕上がりで、途中親交の深いXIBALBAのNateをfeatureする隙のなさ。
8. Respect Through Fear / DOMINATE (JPN)
8曲目はWestokyoからDOMINATEがRespect Through Fearをカバーする。こちらはSECTORと同じく先行で配信していたもの。2017年に盛岡で開催されたPress On Aheadのイベントの共演時演奏していて、それ以来この曲は彼らのイメージだった。アレンジ力に関してはこのコンピトップレベルで、もはや持ち曲くらいの馴染みようであり、親和性の高い選出ということがよくわかる。
9. Remember Who’s Strong / DIKTATOR (JPN)
トリ前のRemember Who's Strongは、中の人ブラジュニが所属する宮城県仙台からDIKTATORがカバー。名前の強さもあり絶対にやりたかった曲。原曲の持つ独特なテンポチェンジがこの曲の味噌であり、それがバンドのスタイルとマッチしている。わずかな隙を縫うアレンジが、本家へのリスペクトとバンドのオリジナリティを表現。KEVONEへの愛と感謝を示しラストに向かう。
10. Hypocrite / NUMB (JPN)
ラストは東京ローカルNUMBが Hypocriteをカバー。日本におけるNYスタイルのパイオニアであり、今でもトップに君臨。ビートダウンスタイルを日本で最初にやったとの噂も。ボーカルSenta氏も、BULLDOZEがいなかったらNUMBは存在していなかったと公言するほど。その言葉通りオリジナルと勘違いする程のクオリティ。NUMBの歴史の答え合わせをするようなアレンジで、コンピは締め括られる。
[TRACKLIST]
7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS
価格:2,000円
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