UK最重要作品。2nd ALBUM

2011年のUKのリリースの中では最重要に数えるべき作品の一枚がこのTRCの2ndアルバム。イケイケのバンドというイメージが先行しているTRCだが、勢いはそのままに、シニカルさと派手さが混然とするSTOMPというよりは縦ノリ、RAWではなくHIGH、HIP HOPの影響というよりは、METALもHIP HOPも関係無くTRCというHARD COREの形をしている。そんな感じすらする、ロンドンのHARD COREとして、それこそNYHCと同じ位の独自性を確立してしまっている。（この辺りは、H.A.T.E.R.SやTHE LONDONS GREATEST LOVE STORYのPVを見れば少しは伝わるかと思います。）E-TOWNやKRUTCHの影響を受けた的なREVIEWを多く見るが、確かにその影響は感じますが、またHIP HOPインフルエンスの出し方も違った感じになってるかと。曲も音も全開で派手でダイナミックなんだけど、HYPE感というよりは、よりLOCAL感のあるLONDON STYLE。超問題作であり、超普遍的な作品でもあると思います。