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1, 6, 8 MIXED BY NAOYA TOKUNOU
2 MIXED BY doooo
7 MIXED BY STUTS
3, 4 MIXED BY ODORI COLUMBUS
5 MIXED BY QUIETDWAN
RELEASE WDsounds
MASTERS BY NAOYA TOKUNOU
ARTWORK BY NOISE
REVIEW :
最近はJ. COLUMBUSと会うと小説の話ばかりしてる気がする。キジ・ジョンスン、ボストン・テラン、”キャサリン・ホイール”は超Dope…。ラッパーは詩人に例えられることもあるけど、J. COLUMBUSはきっと小説家の方に近いと思う。僕らの会話に出てくるみたいにスペシャルで、”短篇をまとめられるような小説家”。「誰でも人生で一冊は小説が書ける」っていう話があるけど、J. COLUMBUSは濃厚な短篇を書き続ける。彼自身のストーリーをラップし続ける。街の風景、StruggleとChill out、仲間とMuseと嗜好品。遊びもトラブルも正しさも全部普通にある。だから真実、だから特別。意味と価値のあるライフのストーリー。街をぶらつく時の歩幅、ソファーに沈み込むようにリラックス、バーカウンターで少し大きくなる声。気負いを感じないのが叩き上げのベテランの語り口。散りばめられた比喩と固有名詞はグルーヴしていく、引用には新しい価値が生まれる。多彩なトラックは少しずつ変化するシュチュエーションとフロウにフィットする、背景には収まらない存在感で言葉に寄り添う。情景が浮かびあがると、言葉自体の魅力も増していく。参加したラッパー達は新しい言葉と視点を持ち込むし、ジャケットを描いたアーティストもきっとこの物語には登場している。ライフが表現される、特別なストーリーがまとめられる。そこに全部ある。これはラップとJ. COLUMBUSにしかまとめられないストーリー、”解決”しない物語。完璧。だから、小説家の例えも多分少し違っていて、本当は何かに例えなくてもJ.COLUMBUSはスペシャルなラッパーだし、このラップ・アルバムはクラシック。でも、もし「最高の短篇集とは?」っていう質問があったとしたら、「このアルバムみたいな短篇集」っていう答えようかな。洒落てると思うし、きっと的も得てる。次に、「今最高のアルバムは?」って訊かれたら、答えは「J.COLUMBUSのNORTH TOKYO SOUL TAPE 」勿論、そう決まってる。
( W&I / RIVERSIDE READING CLUB )
価格:1,944円
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