NEW SCHOOLもEMOTIONAL HARD CORE ( SHOEGAZE ) も同じところから生まれて来たように感じる。何かを伝えたい表現したいという気持ちと、自分に合ったものが出会うこと。形を持たないものも多く、だからこそジャンルのようなひとくくりにした言葉の前で意味を持つのは個々のバンドであったり、こうしてリリースとして形となるものなんだと思う。自分はRRPのリリースする作品の持っていたものを感じたし。この間家で＋−RECORDSの7インチ（タンクとかなんですが）を聴いてた時のこのスプリットのことを考えた。A389のことも考えたけどこのリリースはまた違うリリースの仕方なんだと思う。DLコード付き。名作です。曲順も完璧。スプリットは曲順も重要だと改めて！

Shut Your MouthはDAY OF MOURNING 、ONE4ONE、EARTHMOVER をミックスしたかのような90’s newschool をベースに完全に振り切ったテンションのvocal、唯一無二の歌詞が乗り作り出される独自スタイル。昨今のnewschoolリバイバルの流れの中でもこのスタイルはシャトマだけ。狙って作れる代物ではなく真似できません。

対するFobearはHARDCORE経由の激パワフルかつタイトなリズム隊に野太くキャッチーなシューゲイズサウンドなギターにメランコリックなメロディを歌うツインボーカルが乗るスタイル。こちらも2010年代半ば？から続くシューゲイズ、グランジ的サウンド再燃の流れの中narrow head、soul blind、nothing等に全く引けを取らないとんでもないクオリティ。

長く聴き続けられる凄まじき完成度のsplit。

splitって年を経て聴いた時にその当時の空気感とか関係性を想像させてくれるからいいですよね。

Kenji Tanabe (nervous light of sunday)